
農園のはじまり
高司農園は宮崎から移住してきた
祖父の代からはじまりました。
初めて踏んだ熊本の大地、
土地の開墾は苦難の連続。
ぶどう畑が豊かに実るまで試行錯誤を繰り返し
現在の農法にたどり着きました。
祖父は宮崎から持参した際、杏の木を植えました。
何も無い荒地に根付いた最初の果樹は
現在もレストランのそばで
美しい花を咲かせています。

草生栽培で土づくり
農園の地面を見ると
雑草が生い茂っている事に
驚かれるかもしれません。
実りを豊かにするには
しっかりとした土づくりが必要です。
高司農園では、
除草剤などは使わずに
畑に雑草を生やしそれを刈り込む事で、
大地で一番大事な
堆積腐葉土を作っています。
大地の力は大地が産んでいます。

減農薬と天敵づくり
果物も病気になります。
気象の変化が激しい季節は注意が必要です。
梅雨の時期は雨に濡れないよう
雨避けハウスやネットを使っています。
害虫対策にも工夫が必要です。
虫除けネットを使うだけでなく
園の周りにハーブを植え、
カマキリや蜘蛛、てんとう虫などの
益虫が住みやすい環境を作っています。
果実に適切な自然をつくること
長年の経験から学びました。

美味しさを守るため
祖父の代から始まったぶどう作り
美味しい果実にするため
粒を調整しています。
大切に育てた果実は
収穫のタイミングが大切、
まい朝、朝日に当て色づきを確認し
一番の収穫時期を見極めます。
いちごや桃も完熟した瞬間が収穫時期ですが
傷つきやすく毎日が真剣勝負です。